2/16/2008

旅の教訓

私は海外で、1度だけ病院に行ったことがあります。

場所はパキスタンのフンザ。
昼食に食堂で牛肉カレーを注文。
インドでは食べられなかった牛肉がうれしくて一気に食べまくる。
で、その肉が非常に固く、そして1口サイズよりやや大きめ。
まあ噛み切らんでも大丈夫だろう、
と思い切って飲み込む。でものどを通らず、さりとて出すこともできず、

「うっ、息が・・・・苦しい・・・」

その場でドーンと地面に倒れこむ。
「なんだ、なんだ、どうしたんだ。ジャパニ。」
と周りの客が寄ってくる。

これはえらいこっちゃ。
というわけで、食堂の前で逆立ちさせられて、足首を持って揺すってもらう。
こんな往来の真ん中でええ見世物だが、こっちはそれどころではない。

「だめだ。病院だ!!」

と、すぐ近くのボロ病院へつれてってもらう。

その道すがら泊まっている宿を通る。
宿のおやじは、何事かという顔で見ている。

病院に着いて、口の中にヘラを突っ込まれて、やっと長さ15センチくらいに伸びきった肉の残骸が出てきた。
「わしはヘラ突っ込んだだけや。お金はいらんわ。」
と先生に言われ、そそくさと宿に帰る。

「そうか。大変だったな。まあお茶でも飲みなさい。」
と、事情を聴いた宿のおやじはやさしくお茶を入れてくれた。

その後しばらくは、
「もう大丈夫か?」
とみんなに声をかけられた。
小さな村なので、私はすっかり有名人になった模様。

ちなみにチェックアウトの時、入れてくれたお茶はきっちりと請求された。
なんや、ただじゃなかったんか。

旅先ではちゃんと噛んで食べましょうね。
という教訓でした。
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